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Rabbit's Tail in... 2018 Summer Part 3 [ヨットレース]

Rabbit's Tail in... 2018 Summer Part 3

さてはて、今度の旅行の終盤。TYCの保田ミーティング・合同帆走会。乗るクルーはTeam NaoNaoのTさん夫妻、SさんとTeam Rabbit's TailのK君とその息子。最初の予定はみんなで一緒に来るのだったのだが。。。急きょみんな電車で来ることに。しかし、2時間ぐらいで来れるので、余った時間をみんなで海水浴に。これが楽しかった。栄丸でみんなでゆっくり食事をとって、船に戻って、船から飛び込んで、15時ぐらいまで泳ぎまくって、私はその後艇長会議、みんなは買い出し。その時、Team AZのIさんから夜飲みに行こうと強い誘いがある。ご一緒したかったのだが、保田ミーティング後はどうなるかわからなかったので、約束はできなかった。保田ミーティングの食事は去年もそうであったがボリュームが多きい。K君の息子は食べきれなかったほど。。。その後は民宿に移動して、みんなで宴会の続き、Fさん夫妻も加わって、楽しい宴会に。。。しかし、私は早めにダウン、19時半には寝てしまいました。。。

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morning@保田漁港


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F夫妻が海水浴の用意。。。


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ランチ@栄丸


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保田ミーティングの食事


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富士山 from 保田


そして次の日、タイムを計る合同帆走会。15時にみんなフィニッシュする仮定で、レーティングに合わせてスタートタイムが各船に充てられる。初めにスタートする船は7:00に、Team Rabbit's Tail はTeam AZとともに一番最後の8:45。予報としては3-4mの北北東の風、前々日とその前に火に比べたらかなり弱いものであった。はたしてフィニッシュできるものか。。。

AZは7:50に出港、我々は8時ジャスト。沖合に出て行ったら、6-7ノットの風がコンスタントに吹いていた。これはレースになる結構いい風であった。スタート時間15分前にスタートラインに到着。メインを上げて、ジブを上げる。すると初めのトラブル。。。今まで、クルージングでは小さめのジブを使っていたので、サイドステイの内側にジブシートを通していた。しかし、これはすぐに解消。ただ、スタート前5分以内のトラブルだったので、ちょっと泡食った。

スタート2分前、スタートラインの前で時間調整をしていると、AZが去年と同様に絡んでくる。下側をとられて、我々はラッフィングすところまで持って行って、先に行かせた。スタート1分前、ベアして速度を上げる。カウントダウンに入る。AZは奥側からスタート!ほぼ同時にスタートしたと見えた。スタートを運営してくれていたTonoasのクルーに手を振って、30海里のレースをスタートする。

コースの右側、左側、どっちが早い?Tさん的確に判断してくれていた。初めはAZの方が先に行っていた。クロスするときに先に行っていた。その内、沖合の方を走った我々の方が先に出るようになった。しかし、AZも挽回、浦賀水道にかかるぐらいから、AZの方が先に行く。スピードが出ているAZとRabbit's Tail。浦賀水道を上る間に、ほかの参加艇を1艇1艇ぬいてい行く。

その時、SさんからTさんにかけに出るようにと。我々は第1海保に近い方のコースを選んで、第1、第2海保を通り過ぎるようにした。これがうまくいって、AZを置いて行った。第1海保、第2海保を通り越した時にはRabbit's Tailは3番手。前にはレース委員長のZephyrosとVegaIII。

次の難関はアクアラインまで同コース取りするかであった。風はほぼ北。まっすぐ向かうこともできるが、ヘッダーを食らうことも考えられる。しかし、クローズホールドで走ると目の前は風の塔。あまりにもアップしすぎに見えた。そこで、ちょっと落として、海ボタルよりちょっと上を狙って進むことに。後ろを見ると、10分ほど遅れてAZが第1、第2海保の間を通り抜ける。AZはかなりアップしていくのを選んでいたみたいだった。ゆっくりZephyrosを抜いていくRabbit's Tail。あとはVegaIII。しかし、彼らは陸側を選んでいたので、タックする必要があった。その内、ヘッダーを食らって、クローズホールドでやっとになった。この時点から目はテルテイルに集中。ちょっとでものリフトを逃さないように努力した。ちょっと苦しかったけども、海ボタルが近づくにつれて、高さを稼いで、AZと同じぐらいの高さまで持って行けた。

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13時半ごろ、トップでアクアラインの橋をくぐる。ロールコールして、右側に行くか検討。予報では東京湾の北西でラルがあるとの予報であった。Sさんも予報を確認、右側を進むことにする。が、その時点からだんだん風が弱くなる。づーっとテルテイルの動きを観察。さらに弱くなる風。全然進まない船。。。振れる風。しまいには後ろから吹いてくるようになるがまた前に触れる。いつから後ろになるか、スピンを上げるタイミングを見計らう。風速3ノットで後ろから来るようになったと思ったので、Tさんにスピンの用意をしてもらう。もう前に振れないかと思い、スピンを上げてもらう。しかし!ジブを下した瞬間、また風が前に振れてしまった!これでは走れないので、すぐにスピンをしまってもらった。このため、ボートスピードがOになってしまい、その間に羽田側のコースを選んだAZがすべてを挽回。また並んでしまった。

ゴールから6海里。ゴールの運営艇のASTOを探す。「どこだ?」みんな見当たらない、「どこだ?」前に進むが見当たらない。2海里以内になっても見当たらない。ようやく想定外のところにいるASTOを発見!かなり下の葛西臨海公園付近であった。「えー?あれは遠い過ぎるよー」「全然場所違うじゃん」「このゴールであるとAZの方が有利だね」

時は16時を回る。タイムリミットまであと30分。これでも動かない。風がない。また今年も合同帆走会は中止?っと思うぐらい。すると徐々に風が出てくる。後ろから。気付いた時には10ノットの風。Sさんが最初にスピンを上げようという。Tさんが手際よく、スピンを上げる。スピンが上がった。AZも赤のスピンを上げている。「上船になるからはじかれるかなぁ。。。」っと心配する。いっぺんに両船のスピードが上がる!ほぼ同格!近づくゴール!ASTOに左側をぎりぎりに目指すRabbit's Tail!近づくAZ!残りの2マイル以内をもうダッシュ!AZと並ぶRabbit's Tail!どっちが速い??ラインを示すように手を差し出しているASTOのクルー!AZは譲ってくれて、我々をはじくことはしなかった。目の前のゴール!ASTOの横を通るRabbit's TailとAZ!さぁ、どっちだ?!?

「うーん。。。青の方が先!」
「やったぁ~!」青のしまの入ったスピンはRabbit's Tailのものであった。

フィニッシュタイム、16時20分ごろ。7時間35分の戦いの末、1,2秒の差でAZとの勝敗が決まった。みんなで乾杯をしようと思ったが、Sさんは右腕がもう動かない、私もテルテイルに集中していて、頭が飽和状態。しかし、最高のフィニッシュだった。

今日はここまで。
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Rabbit's Tail in... 2018 Summer Part 2 [ヨットレース]

Rabbit's Tail in... 2018 Summer Part 2

さてはて、また一人になった私だが、1日に三宅島にいて何をするか考える。自転車を出して、45分先にあるうどん屋さんに顔を出すとこに。ここで明日葉うどんを食べて、今度は海水浴に行くが、阿古漁港の近くの浜辺ではクラゲが出たとか。仕方ないのでとりあえず、船に戻る。自転車のタイヤから空気が抜けていたので、ポンプで空気を入れておく。ちょっと一杯した後で自転車でひとっ走りしてこようと思ったらパンク。。。空気を入れすぎたか?近くの観光協会でパンクの修理キットを売ってくれるところを聞く。それがないので、観光協会が持っている修理キットを分けてくれました。それで直そうとすること2時間。ただ、チューブを交換しないとならないほどの穴であったので、2時間頑張ったところで断念。自転車はあきらめ。

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色々と考えていたら、カラスがマストの上にとまる。ウィンデックスを木の枝だと思っていたみたいで、取り外そうとしていたので、船をゆすって、やめてもらいました。


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朝ごはん、簡単に味噌汁


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セイルも直すようにする。。。


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お世話になった鵜戸屋さん、また来ました。明日葉うどんはおいしかった


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三宅島の夏。。。


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パンクした自転車。。。直せなかった。。。


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三宅島の夕日


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明日葉ビール。。。


その後はゆっくり温泉に入って、食事をとって、船に戻る。そうすると隣のヨットから声がかかる。TYCのレース委員長の知り合いとか。Tさん、Oさん、O2さんから、船上で焼肉をごちそうになりました。風が強い時もあったので、予定が大幅に変更されたとか。残る食べ物は消費しておきたいとか。

予報では2日後に追い風ではあるもののかなり強くなるので、早めに帰ることにして、式根島から浦安に向けて出港する日を1日前倒しすることにし、式根島で遊ぶのを着いた当日のみとしておくことにした。そのため、朝早くから出て、朝のうちについておくことした。

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三宅島を出て、朝日


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早朝のクルーズ


次の朝4時に、まだ薄暗い時から、出港することにして、それに合わせて起きた。いろいろと準備して、航行灯をつけて、さて行くか!っと思った時。。。パチン。。。ブレーカーが飛ぶ音がする。同時に、航行灯が消えてしまった。「あら。。。やばい。これでは夜間走れない」直感ではブレーカーが飛んだだけであると思っていたが、原因がわからない。スイッチを入れなおしてもつかない。とりあえず、エンジンは回っているで、この足で、式根島へ。4時45分ごろ出港。20海里ぐらいであったので、8時過ぎに野増港に到着。マリンサポートに電話して、状況を話して、エンジンがかかることも確認。少なくともスターターは逝かれていなかった。安心して、自転車を借りに行って、温泉につかることに。この日は朝風呂と午後に分けて、2回入ってゆっくりした日を過ごしました。夜は近くの飲食店で食事をとっておしまい。

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Rabbit's Tail@野増港


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ブレーカーの確認


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足付温泉


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Rabbit's Tailしかいない。。。


できるなら早めに浦安に戻りたかったが、航行灯がないので2日かけて帰ることにした。次の日、波浮港または三崎に向けて出港することに。追い風で強いのは分かっていたのでなるべく早めに出ることにした。

早朝、日が出ると同時に野増港を出港。メインを上げて、想定の20ノットぐらいの風のところを波浮港に向けてRabbit's Tailを走らせる。8時半ごろには波浮港沖にいた。この調子だと、浦安まで行きたいが。。。っと思った瞬間、32ノットまで風速が跳ね上がる。「うわぁ~」これはちょっと強い。。。ブローチしないようにティラーを握る。後ろからの波で、方向が不安定になるが必死で押さえつける。「あ、もう腕が疲れた。。。早めに三崎につきたい」一瞬浦安まで行くことを考えたが、体調のことも考え、三崎で寝ることに。ラルに入った時に、素早くワンポイントリーフを入れて船にかかる力を抑制しておく。船が波に乗った時には14ノット強のボートスピードを観測していた。この日は三浦半島が全然見えない。10海里沖に来た時もアバウトでしかわからなかった。とりあえず、Plan2NAVを頼りに。12時過ぎには三崎沖についた。三崎ではまたマグロの料理を食べて、お風呂に入って、寝ました。

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また三崎へ


次の日は浦安に戻ることに。今度は逆の風で、20ノットぐらいの風の予報であった。「これぐらいであったらいけるな」っと思って再度、早朝、日の出と同時に三崎を出る。港を出たところで16ノットの風。メインを上げて浦賀水道の方に向けて走る。風向きから言って本船が通る航路の反対側に行ってからタックをしたかった。初めは特に何も思わなかったが、三浦半島と房総半島の間に差し掛かったところから、波が高くなり、風が25ノット強まで跳ね上がった。「おっとちょっとこれはやばい。。。」向かい風で、向かい波で飛沫どころかバケツの水かぶるような感じであった。「見えない。潮が眼鏡について見えない。。。」引き返すことを考えた。すると、突風と同時に大きな波が!傾くRabbit's Tail。。。「やばい、滑り落ちる。。。」踏ん張っている足が傾きに対応できなくなり、ヘリを踏み外す感じで落ちる。同時に後頭部をベンチにガツン!「痛い。。。これはやばい、保田に逃げよう」直線状だったので、まっすぐ行くことに。しかし、ここは本線のハイウエイ。左からくるものもあれば、右からくるものも。遠くにいる貨物船やタンカーに目をつけて、航路を邪魔しないことを確認。大型船をよけたと思ったその次の瞬間、メインの陰から50m級のタンカーがでてきて、mスターン25mぐらいのところを通過!うわ!ひかれるところだったわい!命拾いをしたと思い、保田へ。ばんやのクレーンを探して行く方向を確認。湾内に入ったところで風と波がようやく収まった。置き網を探して、避けて、保田漁港へ。係留してホッとする。頭を打ったこともあって、ちょっとフラフラであったが、簡単に後片付けをして、休息をとる。

さて、本当は次の日のTYCの保田合同帆走会に備えて、いらない荷物を下ろす予定であったが、それが狂ってしまった。そのため、一旦マリーナまで電車で戻って、車で荷物を運ぶことに。一杯のごみ袋、使わないジブ、パンクした自転車、残った食料、ガスコンロ、クーラーボックスなどをマリーナに引き上げた。

夜、保田に電車で戻ることに。そうするとNaoNaoのFさん夫妻が油壺から保田に移動してきた。同時に千葉オーシャンヨットクラブのJさんが桟橋の反対側に泊まっていたので、皆さんと仲良く夕食をとることに。スタートが怖かったが、また、お友達ができた暖かい日でした。

Part 2はここまで。
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