幻の1位再び、真の1位、心の中での1位 [ヨットレース]
さてはて。。。
3月になったので東京湾ではレースシーズンがスタート。
Team Rabbit's Tailでは楽しむのがモットーなので、あまり勝つことにこだわらないようにしたいのだが、やっぱり、うまくやっているかいないかを計るのに、他の船との成績を比較してしまう。。。なので、どうしても1位になると気持ちがいい。これはみんな一緒であろう。。。
今年は異様に暖かい、東京ではまだお彼岸なのにもうソメイヨシノが咲き始めている。また、3月の風は弱いので、Rabbit's Tailには持って来いの風なのだ。。。
だが、いつもの悩み。。。人が足りない。去年からチームに参加しているICさんが娘さんのACさんが日本に遊びに来ると言うことで、参加できるのが危ういと。「え~!Sさんと二人だと安全基準を満たさないじゃん。。。。」っと思い、ダメもとでTeam きんぎょのHさんとOさんに声をかける。するとOさんが参加できると。「ほ。。。棄権せずに済んだ」っとホッとする。
その間に、届いたスクラッチシートをみんなに配る。今年は参加艇が増えたことから、スクラッチシートが改訂され、3つのクラスに。Rabbit's TailはクラスBに。このクラスのすべての船のレーティング0.8%以内で、今年のレースは勝ちのレースになりそう。するとICさんはだんだん乗る気になって、「絶対行く!」っと言い出した。「ACさんはどうするの?」「それは彼女に任せる。」「せっかくだから、連れてきたら」っと提案。乗員名簿をアップデートして、娘さんのACさんも参加することに。
レースの前日、予報は。。。
最高気温:19度
天候:晴のち曇り
降水確率: 10%(絶対降らない)
紫外線:弱い(焼けないね)
波:0.5m(スムーズだね)
風:南東の風、1-3m (凪るかも。。。)
潮:干潮13:37 (33cm)
風がない。弱い風はいいのだけど、風がない予報。これではノーレースになってしまう。やばい。。。とりあえず、集まることに。
レース当日、8時半に集合。いらん荷物を降ろして、準備を進める。集まったのはSさん、Oさん、ICさんとACさん。準備を済ませ、ポジションを決める。ICさんバウ、Oさん、Sさんでピットとジブ、私がヘルム。ACさんは風が弱いのでメインを。まぁ、結構タトゥーがあるので、力持ちかも。
レース海面へ。風がない。予報ではレースの時間は風がない予報。。。スタート予告の10:25。風がない。AP旗が揚がって、延期。待つこと45分。海面は鏡状態。本部艇の上で、動きが。。。レースをするか?本部艇の横を通って、ホワイトボードを確認。
「100度、0.2マイル」っと。「え~。。。0.2マイル?」短いレグもいいところ。。。
スタートの準備に入る。そのとき不可解なことが。通常5分刻みでレースを運営するのだが、11:20、11:21、11:22とホルンが鳴る。「うん?」「何だあれは?」「なんか変だぞ」やっていることが半信半疑となった。11:25、またホルンが鳴る。「スタートだ!」「スタートだよね?」周りの船を確認、とりあえず、ついて行くことに。すると1分後、またホルン。同時に再度ホルンがなってX旗が揚がる。「やっぱり!」フライングしてしまった。「もどるよ!」船を落としてスタートラインを切りなおす。「X旗おりたよね?」「旗を確認しようぜ。。。」これはは不意を取られてしまった。
だが、すぐに挽回。ロスは少なく、いいところのスタートとなった。「レグとスタートライン、どっちが長い?」「右海面か?左海面か?」いろんな話が出るが、この時は左海面を選択。
このレースは微風の中、3レグはクラスAの船と同格に戦っていて、2回目の上マークでTsurugiと遭遇。この時、風が極端になくなり、また、潮の流れが想定の逆になり、マークに押し付けられるようになった。Sさんの指示に従って、Tsurugiを下受けにするとした。だか、これはちょっと失敗。風がなくたった分、タックの速度が落ちた上に、ちょっと大回りになったため、Tsurugiに大迷惑をかけてしまった。ここで、気になったのが、レースの後に、Team Tsurugiの方々と飲んでいた時に、「ダッチマンさんって、あんな怖い人だと思わなかった」っとの発言が。ちょっと無謀なタックになってしまったと思うが、この「怖い」が英語で言うrecklessでないことを願う。。。
ここで、大きなロス。タックした後にTsurugiに風がとられただけでなく、風そのものがないので、スピードがつかない。マークをクリアできず、再度タックし、スピードがつかないところ、潮に流される。今度はY23のTeam Zeroをし儲けとなる。また、十分速度がつかない、距離もないところマークに挑むこととなった。これがギリギリのところで回った。
スピンを上げて、最後のレグに挑んだが、この時、スピードつけたNaoNaoに抜かれる。TBCレース第1戦の第1レースは幻の1位となった。
それに比べて第2レース。これはスムーズに行った。ハプニングと言ったら、第2レグ、ハッチを開けて、スピンの回収作業に入ったとたん、ドカッ!「何あった??」ICさんがハッチの中に転落。両足の弁慶の泣き所を擦り剥く怪我をしてしまった。けが人が出たのは久々だった。レース中にけがの確認をして、本人にもどうしたいか確認。レースは続行することに。
このレースはスムーズに行って、クラス1位となった。これには皆漫勉の笑み。レースやってよかったぁっと思うひと時であった。
そして、TYCレース第1戦。この日も、風が弱い。13時ごろには凪ると思われた。これは早めにレースを終えないととの感じであった。
いつもの通りに、人が集まらない。参加できたのはICさん、ACさんの親子。日本観光を二日もヨットで遊んでくれたのは感謝感謝。この日は3人。ポジションも一人二役。経験の浅いクルーでどこまで頑張れるか。。。プランとしてはスタートは無理せず、完走を目的とした。ところが、スタートもAZを前に割り込んで、蛇行を繰り返し、いいところでスタートができた。フレッシュウインドをつかむためにタックして、沖の方に出て行ったのがまたよかった。Sさんが乗っているフォルテも抜いて、トップ集団で上マークを回る。ACさんにもヘルムを取ってもらい、スピンを上げて、できるだけの速度で走る。はじめは10ノットぐらいの風を記録していたのだが、次第に落ちてきて、2ノットまで下がった。最後は微風の中をフィニッシュ。気持ちいいレースができた。
3人で力を合わせて、結果は、クラス着順3位、修正3位、総合7位。3人にしては良い結果であった。3人で喜びを分かち合い、心の中では1位であった。(^^
TYCのビデオ。。。https://youtu.be/B2NRw1AEQow
こう見ると2023年もいいスタートを切ったと思う。今年も楽しみだなぁ。
今日はここまで。
3月になったので東京湾ではレースシーズンがスタート。
Team Rabbit's Tailでは楽しむのがモットーなので、あまり勝つことにこだわらないようにしたいのだが、やっぱり、うまくやっているかいないかを計るのに、他の船との成績を比較してしまう。。。なので、どうしても1位になると気持ちがいい。これはみんな一緒であろう。。。
今年は異様に暖かい、東京ではまだお彼岸なのにもうソメイヨシノが咲き始めている。また、3月の風は弱いので、Rabbit's Tailには持って来いの風なのだ。。。
だが、いつもの悩み。。。人が足りない。去年からチームに参加しているICさんが娘さんのACさんが日本に遊びに来ると言うことで、参加できるのが危ういと。「え~!Sさんと二人だと安全基準を満たさないじゃん。。。。」っと思い、ダメもとでTeam きんぎょのHさんとOさんに声をかける。するとOさんが参加できると。「ほ。。。棄権せずに済んだ」っとホッとする。
その間に、届いたスクラッチシートをみんなに配る。今年は参加艇が増えたことから、スクラッチシートが改訂され、3つのクラスに。Rabbit's TailはクラスBに。このクラスのすべての船のレーティング0.8%以内で、今年のレースは勝ちのレースになりそう。するとICさんはだんだん乗る気になって、「絶対行く!」っと言い出した。「ACさんはどうするの?」「それは彼女に任せる。」「せっかくだから、連れてきたら」っと提案。乗員名簿をアップデートして、娘さんのACさんも参加することに。
レースの前日、予報は。。。
最高気温:19度
天候:晴のち曇り
降水確率: 10%(絶対降らない)
紫外線:弱い(焼けないね)
波:0.5m(スムーズだね)
風:南東の風、1-3m (凪るかも。。。)
潮:干潮13:37 (33cm)
風がない。弱い風はいいのだけど、風がない予報。これではノーレースになってしまう。やばい。。。とりあえず、集まることに。
レース当日、8時半に集合。いらん荷物を降ろして、準備を進める。集まったのはSさん、Oさん、ICさんとACさん。準備を済ませ、ポジションを決める。ICさんバウ、Oさん、Sさんでピットとジブ、私がヘルム。ACさんは風が弱いのでメインを。まぁ、結構タトゥーがあるので、力持ちかも。
今回集まった5人
レース海面へ。風がない。予報ではレースの時間は風がない予報。。。スタート予告の10:25。風がない。AP旗が揚がって、延期。待つこと45分。海面は鏡状態。本部艇の上で、動きが。。。レースをするか?本部艇の横を通って、ホワイトボードを確認。
「100度、0.2マイル」っと。「え~。。。0.2マイル?」短いレグもいいところ。。。
スタートの用意
スタートの準備に入る。そのとき不可解なことが。通常5分刻みでレースを運営するのだが、11:20、11:21、11:22とホルンが鳴る。「うん?」「何だあれは?」「なんか変だぞ」やっていることが半信半疑となった。11:25、またホルンが鳴る。「スタートだ!」「スタートだよね?」周りの船を確認、とりあえず、ついて行くことに。すると1分後、またホルン。同時に再度ホルンがなってX旗が揚がる。「やっぱり!」フライングしてしまった。「もどるよ!」船を落としてスタートラインを切りなおす。「X旗おりたよね?」「旗を確認しようぜ。。。」これはは不意を取られてしまった。
え?あのホルンは何?旗を確認しようぜ
だが、すぐに挽回。ロスは少なく、いいところのスタートとなった。「レグとスタートライン、どっちが長い?」「右海面か?左海面か?」いろんな話が出るが、この時は左海面を選択。
Eagle Ray, Tsurugiと並ぶ。。。クラスAと同格に戦う
上マークを回る。。。
スピンが揚がる
下マークを回る
クルー・@・ワーク
このレースは微風の中、3レグはクラスAの船と同格に戦っていて、2回目の上マークでTsurugiと遭遇。この時、風が極端になくなり、また、潮の流れが想定の逆になり、マークに押し付けられるようになった。Sさんの指示に従って、Tsurugiを下受けにするとした。だか、これはちょっと失敗。風がなくたった分、タックの速度が落ちた上に、ちょっと大回りになったため、Tsurugiに大迷惑をかけてしまった。ここで、気になったのが、レースの後に、Team Tsurugiの方々と飲んでいた時に、「ダッチマンさんって、あんな怖い人だと思わなかった」っとの発言が。ちょっと無謀なタックになってしまったと思うが、この「怖い」が英語で言うrecklessでないことを願う。。。
ここで、大きなロス。タックした後にTsurugiに風がとられただけでなく、風そのものがないので、スピードがつかない。マークをクリアできず、再度タックし、スピードがつかないところ、潮に流される。今度はY23のTeam Zeroをし儲けとなる。また、十分速度がつかない、距離もないところマークに挑むこととなった。これがギリギリのところで回った。
上マークをギリギリのところで。。。
スピンを上げて、最後のレグに挑んだが、この時、スピードつけたNaoNaoに抜かれる。TBCレース第1戦の第1レースは幻の1位となった。
NaoNaoに抜かれる。。。
フィニッシュ!結果は2位
それに比べて第2レース。これはスムーズに行った。ハプニングと言ったら、第2レグ、ハッチを開けて、スピンの回収作業に入ったとたん、ドカッ!「何あった??」ICさんがハッチの中に転落。両足の弁慶の泣き所を擦り剥く怪我をしてしまった。けが人が出たのは久々だった。レース中にけがの確認をして、本人にもどうしたいか確認。レースは続行することに。
スタートのシーン、Eagle Rayと並んで、ちょっといじいじする。。。
いいスタートが切れた。フレッシュウインドをつかんでいる。。。
Eagle Rayに向けて、Peace!一緒にスタートしたのに、お先~
上マーク、再び、スピンを上げる
力を合わせるクルー
Letitiaと並んで、Halcyonを両サイドから抜く。。。
最後のレグに入る。。。
フィニッシュ!これはうまく行った!
このレースはスムーズに行って、クラス1位となった。これには皆漫勉の笑み。レースやってよかったぁっと思うひと時であった。
帰りに打ち上げ!みんなのスマイルは良かったぁ
そして、TYCレース第1戦。この日も、風が弱い。13時ごろには凪ると思われた。これは早めにレースを終えないととの感じであった。
GPVの予報。。。13時には浦安付近で凪が。。。
いつもの通りに、人が集まらない。参加できたのはICさん、ACさんの親子。日本観光を二日もヨットで遊んでくれたのは感謝感謝。この日は3人。ポジションも一人二役。経験の浅いクルーでどこまで頑張れるか。。。プランとしてはスタートは無理せず、完走を目的とした。ところが、スタートもAZを前に割り込んで、蛇行を繰り返し、いいところでスタートができた。フレッシュウインドをつかむためにタックして、沖の方に出て行ったのがまたよかった。Sさんが乗っているフォルテも抜いて、トップ集団で上マークを回る。ACさんにもヘルムを取ってもらい、スピンを上げて、できるだけの速度で走る。はじめは10ノットぐらいの風を記録していたのだが、次第に落ちてきて、2ノットまで下がった。最後は微風の中をフィニッシュ。気持ちいいレースができた。
スタートに向かう
後ろを確認
ACさん、スピンを出す
上マーク、スピンを上げる準備
ACさんにヘルムを。代わりにスピンを上げる
クルー・@・ワーク
じゃーいぶ
下マーク
LAHAINA Ⅳを上突破
ACさん、スカート対応。言うことを一つ一つこなしていく。。。
上マーク、再び。ヘルムを代わってもらう
ACさんブームを抑える。さすがだ。。。
TYC会長のCristal Tangoとすれ違う
Cristal Tangoから見たシーン
フィニッシュ!3人で頑張りました!
3人で力を合わせて、結果は、クラス着順3位、修正3位、総合7位。3人にしては良い結果であった。3人で喜びを分かち合い、心の中では1位であった。(^^
TYCのビデオ。。。https://youtu.be/B2NRw1AEQow
こう見ると2023年もいいスタートを切ったと思う。今年も楽しみだなぁ。
今日はここまで。