ダブルハンド、ダブルハンド、バウ、そして１位

長い間かけなかった。この４週間ほどで、いろんなことをしたなぁ。ヨットを買って６カ月。初めてのことがいろいろ。いろんな実験をした。

まずは先月に行われた北港ヨットクラブ主催の大阪湾ダブルハンドに参加。はじめはコーチのＭさんと参加の予定であったのだが、なんと家族サービスとのことでＭさんが参加を棄権。おっと、どうしようかと思いつつ、チームメイトのＹさんにＭコーチが「ダブルハンドをやって男になれ！」と嗾けた。Ｙさんはその挑戦を受け、ダブルハンドに参加してくれることに。

さてはて。。。ダブルハンド、ダブルハンド。４７０の経験者の私はある程度自信があったがそれは２０年以上前、しかも今は船の長さが単純に倍。一人で届ける場所にシートやロープがあるだろうか。。。

いろいろ考える。オーパイは許されているけど、ない。４７０に乗っていたとは言え、ほとんどが独学に近い。スピンは慣れていないなぁ。。。そうするとジャックラインが義務付けられているとか。一番安いものをネットで見つけて、購入することに。

練習をしたかったが、台風で予定日がつぶれてしまう。ほとんどがぶっつけ本番になってしまった。

レースの前日、ＹさんとＯさんと３人で淡輪まで回航。早めに出て練習を入れることに。回航に当たって、自己研磨の塗料の効果について確認することに。いつもは潜って、船底の汚れや付着した藤壺を取っていたのだが、この日はスクリューや冷却水の給水口付近についていた藤壺を除去して、どのくらい汚れが付いているか確認し、５時間から７時間の回航でどのくらい汚れが取れるか確認したかった。

そして、練習も試みることに。とりあえず、受付時間開始の前には回航できていることを計画し、関西空港を過ぎたところで、練習をすることに。回航の途中、スマホを充電したいとのことで、バッテリーが入っている座席の下の収納箱を開けたところ、バッテリーの周りに水を確認。「なんで。。。」と思いつつ、座席の下にある他の収納箱を確認したところ、どれにも水がたまっていた。これはすべてくみ出すことに。床の板も外して、確認。そこにも水が。回航している間にバケツ７杯ほどの雨水を放り出した。どこから漏れてきているのかは未定。台風により大雨が降ってきたときのものだと思う。

そして、練習へ。ＧＰＶ予報で確認していたところ、ダブルハンド当日は上りの予定。そこで、限られた時間の中で、ジブの取り扱いの練習を。３０分ほど練習して、淡輪へ。

淡輪ヨットハーバーについて、海に飛び込んで、船底を確認。予想通り、ラダーは水流が当たるので、ほとんどきれいになっていた。

しかし。。。肝心のハルは汚れたまま。自己研磨の塗料の効果があったかわからないぐらい。とりあえず、時間が許されるだけ、落としておいた。

そして、前夜祭。参加者皆でＢＢＱを楽しむ。ＴＡＭのオーナーとも仲良く飲み食いした。

そして、ダブルハンド当日。スタートが早いので朝５時に起床。

しかし、風が無い。レース海面に出たのはものの、全然風が無い。スタートは４回延期。最終的に風があると思われていた関空沖まで行ってスタートをすることに。しかし、その時もジェネリコ。海流が速くて、ほとんどの船がスタートラインを超えていた。

そして、スタート。しかし、それが、また、ダウンウィンドでスピンの練習はしていなかった。しかし、これから６時間、スピンの。。。練習。これがすごく良かった。二人でいろいろ実験できた。いままではレースばっかりで、コーチの言われたばかりにやっていたが、自分でポールの角度や風向きの調整、スピンシートの引き具合、などをいろいろ実験した。そのため、ゴールに着くのは遅れたが、いろいろ勉強になった。

結果はあまり芳しくなかったが、経験そのものがすごく良かった。

そして、ＫＹＣのＡＵＴＵＭＮ　ＲＥＧＡＴＴＡ。土曜日、日曜日と連日のレースで、４レースをやる予定。しかし、はじめの土曜日はＭコーチと私以外のチームメイトは都合がつかなかった。ハンディが付かないが、棄権するより、根性でダブルハンドで参加することにした。結果は修正９位と７位。

こんなことで、落ち込んでいるRabbit's Tailではない。第３レースと第４レースはオリジナルメンバーのみで参加！助っ人なし。しかも、私がバウマンを務めた！その結果、第３レースは修正３位、第４レースは修正１位！

皆に自慢できる結果となった。

チームメンバーの皆さん、ありがとうございました！m(_ _)m